Tuesday, November 17, 2015

自宅で出来るハードテールの作り方 その11 ステップを作る完結編 HBJ次号を震えて待て!

何度も組んだり外したりしてブレーキペダルとマスターの位置関係を確認する。
マスターシリンダーのステーは一部作り直して位置を下げる。
チェーンの真横になるので少しだけ外へ。
ペダルの輪郭もこれからもっと削ってきれいに。
レンチってすぐわかるこの凹みも何かかんがえないと。

この時点で何度も跨がってポジションもチェック。
左回りに回るにはこっちの方が相当いい!

ステップのベースはレーサーだから軽量化でアルミっていうことも考えたんだけど
ここはとにかく薄くしたいので鉄で。

ここまで作ったら次はペダルがマスターシリンダを押すための仕組みを作る。

大げさにいうのならば、
回転運動からレシプロ運動への変換機構である。



ペダルの下側にはマスターシリンダを押すためのタブというか
出っ張りを付ける


紙で作るのは簡単なんだよ
それを鉄にするのがアレなんだ。
アールのところは放射状に切れ目を入れておいて

こうやって切り取れば金ノコだけでアールが切れる。
こういうアイデアというか技を次号のHOT BIKE JAPANで特集してるみたいだよ。
超手作業、つまりウルトラマニュアルでいろんな作業を進めるためのtip特集。

なんで僕がそんなこと知ってるかって?
それは次号HBJ発売日の11月27日を震えて待て!


ギザギザしてるところを甲丸ヤスリの丸い側でゴシゴシ

出来て来た!
こういう作業をほとんど口も聞かず、いろんな音楽を聴きながら黙々と執り行う。
これを幸せと言わずして何が幸せなのか。

機械で出来る作業を手でやるのが辛いのか、思い通りに造形出来ないのか、
アイデアが浮かばないのか、作業が辛くて苦しいっていう人もいるみたいだが


少々気の毒である。


こういう感じで付く。
もう指の指紋の隙間まで油汚れが染み付いて
キタナイキタナイね!

こっちはタブと連結される部分。
例によって金ノコでギコギコ
穴をあけて
ここにはまってピンで固定、
ペダルを踏むとシリンダーを押すんだ。


こういう風にロッドに溶接される予定。

恥ずかしいから見せたくないけど下の写真、左が今まで使ってたロッドのエンド部
鉄を熱して叩いて潰して穴を開けてある。
まあ、これで機能は十分果たしてた訳ではあるんだけどさ。
僕のバイクにたくさんある恥部のひとつだった。
ま、恥部だらけの恥ずかしいバイクなんだ。


昨日見せた紙から置換した鉄板をここに固定。
キックカバーも鉄板がぴたっと嵌まるように同じ形に薄くしてある。
こないだ分解掃除したボール盤もなんとか動いてくれてる。


まだ仕上げてないけど、本溶接してから仮組して機能チェック
マスターシリンダはステップに合わせて位置を下げたのがよかった。
これでひとまずステップを作る作業はおしまい!


上が今のペグとペダルの位置
下が3年前に作ったやつ。
かなり斜め下に移動してるでしょ?

そして、かなり恥ずかしい部品だけど、僕のためによく働いてくれた
稚拙なブレーキペダル

今までありがとう



しかしどうして真ん中あたりに穴開けてたんだろ?
リターンスプリングかブレーキスイッチでもつける気だったのかな…




No comments:

Post a Comment